

水分補給
ペットの水分補給
水は、不可欠な栄養素です。ペットには、新鮮で清潔な水を常時与える必要があります。一般的に、健康なペットは必要に応じて自分で飲水量を調節します。十分な水分補給は常に重要ではあるものの、特定の状況ではペットの水分補給について特別の配慮が求められたり、飲水量を増やすための工夫が必要になるケースもあります。


キーメッセージ
- 自宅で飼い主がペットの脱水の程度をチェックするには、次の方法を用いるとよいでしょう。
- 皮膚テント(ツルゴール)テスト - ペットの皮膚をやさしくつまみ上げて放した後に、すぐに皮膚が元の位置に戻る(「スナップバック」)ことを確認する
- 歯茎の色と感触 - 歯茎は、指で短く押した後、その箇所の色がいったん白くなり、2 秒以内に元の色に戻る必要があります。また、ペットの歯茎は湿っており、温かい状態が正常です。
- ペットは、消化器の不調(嘔吐や下痢)、腎疾患などの基礎疾患がある場合や暑くなりすぎた場合に、脱水のリスクが増大します。シニアのペットは、飲水意欲が低下するという単純な理由から、脱水に至る場合があります。また、活動量が非常に多い犬も脱水のリスク|が高いため、飲水量を増やす工夫が必要になることがあります。
- 一般的に、尿路結石症や特発性膀胱炎に罹患している猫については、尿量を増やして尿を希釈するために、飲水量を増やすことが推奨されます。また、飲水量が増えると糞便が柔らかくなるため、便秘になりやすい猫にも飲水量を増やすことが推奨されます。
- ペットの飲水量を増やすには、次のような方法があります。
- 水分が多く含まれるウェットフードを与える。
- ドライフードに水を加えて水分量を増やして与える。
- 多頭飼育の場合は、競争を減らすために給水器を複数箇所設置する。
- 猫にはそれぞれ好みがあるため、異なるタイプの給水器、静水と流水、やや冷たい水とよく冷やした水など、さまざまな給水のオプションを猫に提供する。
- 栄養豊富な味付きの経口補水液を与える。