

栄養評価
栄養評価は反復プロセスである:スクリーニング評価
栄養に関する推奨、つまり、ペットの健康に向けたものを含め、飼い主が望むような推奨を行うことが、それぞれの犬や猫に有益となる可能性があります。ただし、適切な推奨を行うには、栄養評価の実施が必要です。栄養評価の実施手順には、患者であるペット、食餌、給餌管理、環境因子の評価、具体的な栄養に関する推奨、必要に応じて行う患者と推奨の再評価が含まれます。


キーメッセージ
- 栄養のスクリーニング評価は、患者へのコンサルテーションや診察など、既存のクリニックのプロトコルに簡単に組み込むことができます。優れた身体的検査には、スクリーニング評価の要素の多くがすでに含まれています。
- 栄養のスクリーニング評価には、次のものが含まれます。
- 体重
- ボディコンディションスコア
- マッスルコンディションスコア
- 完全な食餌歴
- 身体的検査中に特定された異常
- 栄養的なリスク因子のない健康なペットには、これ以上の評価は不要であり、栄養に関する推奨を行うだけで十分です。しかし、疾病、ボディコンディションスコアやマッスルコンディションスコアの異常、一般的ではない食餌の摂取(自家製食や生食など)といった栄養リスク因子が 1 つ以上あるペットについては、栄養の詳細評価が必要になります。
- 栄養に関する推奨を行う前に、ペットの適切性を判断するために、現在の食餌、給餌方法、環境を評価します。次のような質問への回答を考てみてください。
- その食餌は、栄養的に完全でバランスのとれたものか?
- ペットの推定維持エネルギー必要量を考えたときに、現在のフードやおやつの量は適切に与えられているか?
- おやつ、人間の食べ物、サプリメントのカロリーは、1 日あたりの総カロリー量の 10% を超えているか?
- フードは量や重さを計測して与えているか?(ペットが自由に食べられる方法か、何回かに分けて給餌されているかを問わない)
- 多頭飼いの環境でペットが競争して食餌しなければならないか?
- 栄養または食餌に関する評価と推奨には、ペットの主食、おやつ、人間の食べ物、給餌の方法、頻度、場所を含める必要があります。変更が必要なければ、そのことを飼い主に伝えます。これは、飼い主の現在のやり方を積極的に促します。変更が必要かどうかにかかわらず、具体的な推奨内容をペットの医療記録に必ず記録するようにします。

