
ペットフードを選択する
愛猫のために健康的な餌を選ぶにはどうすればよいでしょうか。
猫の健康のために飼い主がすべき最も重要なことの 1 つは、栄養的に完全でバランスのとれたキャットフードを与えることです。では、猫に適したフードを選ぶには、どうしたらよいでしょうか。
実のところ、「最高のキャットフード」や「最も健康的なキャットフード」というものは、1 つだけ存在するわけではありません。市販のキャットフードの多くは、猫に固有の栄養要件を満たすように調製されています。市販のキャットフードを選ぶ際にどのような要素を考慮すべきか知っておくと、選択肢の検討に役立ちます。
完全なキャットフードと表示されている餌を探しましょう。
表示の要件は国によって異なりますが、キャットフードの表示には、餌が「コンプリート」もしくは「完全でバランスがとれている」かどうかを明示する必要があります。完全でバランスのとれたフードは、そのエネルギーまたはカロリーに対し適正な割合ですべての必須栄養素を提供し、唯一の栄養源として与えることができます。
欧州連合内での「コンプリート」フードは、欧州ペットフード工業会(European Pet Food Industry Federation:FEDIAF)の栄養ガイドラインを満たすものであり、南北アメリカやアジアの大部分では、米国飼料検査官協会(Association of American Feed Control Officials:AAFCO)の栄養プロファイルが使用されています。
猫の年齢とライフステージに合わせて調製されたフードを探しましょう。
猫の年齢とライフステージに合わせて調製された市販のフードを与えることは、必要なすべての栄養素を猫に摂取させるための重要な方法です。
成長著しい仔猫には、筋肉の発達を支える多量の高品質のタンパク質、骨や歯に必要なミネラル、成長と活動のためのエネルギー要件を満たすカロリー、そして脳と視力の発達に重要な必須オメガ 3 脂肪酸である DHA(ドコサヘキサエン酸)を含むフードが必要です。
7~12 歳の高齢の猫には、やせ型の体型を維持するため低カロリーでありながら、老化する脳や関節、免疫系をサポートするための付加栄養素を含むシニア猫用のフードが適しています。12 歳を超える猫は少食になる場合があるため、除脂肪体重を維持するために、栄養成分を濃縮した消化しやすいフードが適しています。また、免疫系をサポートするため、抗酸化物質(ビタミン C およびビタミン E)のような成分も有効です。
その猫固有の栄養ニーズ、健康状態、活動を考慮に入れてください。
猫に餌の好み(ウェットかドライか、パテか肉汁入りのチャンクか、フレーバー付きかなど)、またはお腹が弱いなどの状態がありますか。もしくは、毛玉ができやすい長毛種ですか。そうであれば、その猫固有のニーズと好みに合わせて調製されたフードを検討するとよいでしょう。目標を定めた栄養管理は、猫の健康を増進するうえで重要な役割を果たします。
屋外で過ごす猫は、屋内で一日を過ごす猫よりも多くのカロリーを消費します。体重が増えやすく、活動量がわずかな猫の場合、室内飼いの猫用、「軽め」、または体重管理用と表示されたフードを与えてください。
キャットフードの製造者を調べ、会社やブランドの評判を確認しましょう。
ペットフード会社の中には、フードを自社製造している会社も、外部の製造業者を利用している会社もあります。パッケージの表示に「製造元」、「発売元」、「販売元」などの文言があるかどうか確認してください。通常、企業には自社製品についての質問に答えるための顧客サポート窓口があり、連絡先の詳細はパッケージの裏面に記載されているはずです。製品、製造工程、および品質管理についての詳細は、企業や製品のウェブサイトで確認できます。
企業の顧客サポート窓口では、その企業が動物栄養士、獣医栄養士、食品科学者、またはコンサルタントを雇用しているかどうか、また、それらの従業員が餌の調製に関与しているかどうかを教えてくれるはずです。他にも、世界小動物獣医師会(World Small Animal Veterinary Association)のウェブサイトで、猫の餌を選ぶ際に使用可能な基準を確認できます。
かかりつけの獣医師や動物医療チームにご相談ください。
かかりつけの獣医師が、ペットのニーズと健康状態に基づいて、選択について助言してくれます。かかりつけの獣医師や動物医療チームに、猫の主食やおやつなどを含め、与えている餌の内容を伝え、猫の栄養について心配ごとがあれば相談してください。