
キティの紹介
生後 3 ヵ月、避妊手術済みのメス、雑種の仔猫
- キティは、身体検査とワクチン接種のために来院しています。
- 地域の動物シェルターによって救出された後、今の飼い主に引き取られる約 3 週間前に避妊手術を受けました。
- 現在、飼い主は、缶詰の仔猫用フードを与えてきますが、成長期のキティに最も適した給餌方法を知りたいと思っています。

体型の評価
Purina ボディコンディションシステム
Purina の 9 段階のボディコンディションシステム(BCS)は、犬・猫のどちらにも適用できます。使い方も簡単なため、獣医療従事者だけでなく飼い主も、体脂肪の過剰や不足の定期的なチェックに使うことができます。このシステムは、多くの場合、ペットの健康と長生きに影響を与える肥満の予防と管理に使用されていますが、削痩したペットの体型評価にも役立ちます。Purina ボディコンディションシステムは、世界小動物獣医師会(World Small Animal Veterinary Association:WSAVA)によって採用されており、小動物を専門とする獣医師の間で最も広く使われている体型評価ツールです。
キーメッセージ
- 定期的に体重測定することは良い習慣です。しかし、犬猫の場合は品種によって体重の大きなばらつきがあるため、特に雑種の場合は、理想体重を把握することは難しいものです。これを簡単にできるようにしたのが、ボディコンディションシステムです。
- 理想的なボディコンディションスコアは、次のように定義されます。
- 犬=4~5
- 猫=5
- ただし、臨床的には、例外が存在する場合があります。猫の場合、オリエンタル種などの特定の品種では、理想ボディコンディションスコアが 4 になる場合があります。一方、高齢猫では 6を理想的なボディコンディションスコアとしてみなすことがあります。
- スコアが 5 を超えた場合、ボディコンディションスコアが 1 単位上がるごとに、10~15% の体重過多があることを意味します。
- 理想的なボディコンディションスコアは、次のように定義されます。
- 体脂肪が過剰になると、慢性疾患のリスクが増大し、最終的には寿命に影響を与えます。ボディコンディションスコアは、目視と触診で体脂肪を評価するため、体重測定に比べて、ペットの全身的な状態を適切に評価できます。
- 理想体型は、(上から見た)胴のくびれがある、(横から見た)腹のたるみ-がない、肋骨に簡単に触れることとして定義されます。
- Purina の研究では、子犬期から継続してやせ型の体型を維持することにより、犬の健康寿命が最大で 15% 延びる可能性があることが明らかになっています。
- 肥満の猫は、短命になるリスクや、糖尿病、下部尿路疾患などの疾患のリスクが増大します。
- また、ボディコンディションスコアは、やせ過ぎのペット(特に懸念されるのはシニア猫で、 10~12 歳になる頃からやせ過ぎになる傾向があります)の評価とともに、アニマルウェルネスの観点での評価にも役立ちます。

