
ジーヴァの紹介
8 歳、避妊手術済みのメス、ゴールデンリトリーバー
- ジーヴァは、6 ヵ月に 1 回のシニア検診と定期的な血液および尿検査を受けるために来院しました。
- 飼い主の報告では、ジーヴァは活動的で健康に見えます。ジーヴァのボディコンディションスコアは 5/9 です。
- 数年前から、同じブランドのドライフードにさまざまなブランドの缶詰フードを少量混ぜて与えています。
- 飼い主は、ジーヴァが高齢になってきたため、食餌の変更が適切なのではないかと考えています。市販ドッグフードは種類がきわめて多く、選択肢が広すぎるため、飼い主は適切なフード選びについてアドバイスが欲しいと思っています。

シニア犬
シニア犬の食事管理
加齢は疾患ではありませんが、多くの場合、高齢期には健康上の問題を伴います。栄養は、健康と最適な体型の維持、加齢に伴う健康上の問題が起こる前の取り組みとして、過体重や肥満のリスク軽減に寄与し、犬が質の高い生活を長く送るうえでの重要な役割を担っています。
キーメッセージ
- 犬種や身体の大きさによって犬の加齢速度は異なりますが、ほとんどの犬はおよそ 7 歳で「シニア」と見なされます。
- 加齢は、最終的には遺伝によって決まりますが、栄養、活動量、健康上の問題、環境によって影響を受けることがあります。
| 犬の身体の大きさ | シニアと見なされる年齢 |
|---|---|
| 超小型犬 | 9 歳 |
| 小型犬 | 8 歳 |
| 中型犬 | 7 歳 |
| 大型犬 | 6 歳 |
| 超大型犬 | 5 歳 |
出典: Nestlé Purina PetCare Communication Principles for Europe, Middle East & North Africa. (2015). p. 14.
- 高齢犬の加齢に伴う変化は、外見的な徴候や行動が現れる前に体内で起こっている場合があります。このような変化には次のようなものがあります。
- 脳の老化によるエネルギー源としてのグルコースの使用効率の低下は、認知機能(記憶や学習能力)に影響する可能性があります。軽度の認知機能障害は、6 歳の犬でも報告されています。
- 代謝速度と活動レベルの低下はともに、エネルギー(カロリー)要求量の低下をきたし、フードの種類や量を調整しない限り、過体重になるリスクが高まります。体重増加により、老化した関節へのストレスが増加し、変形性関節症のリスクが増大します。
- タンパク質の代謝効率の低下は、除脂肪体重(筋肉量)の減少につながる可能性があります。除脂肪体重の減少は、代謝速度の低下をきたし、肥満のリスクを増大させる可能性があります。
- シニア用のフードのメリットについて飼い主と話し合う時期は、犬が 7 歳を迎える頃が適切です。そうすることで、目的に合わせた栄養調整により、加齢に伴う変化に事前に取り組むことができます。犬のシニア期向けの栄養プロファイルは確立されていません。ただし、いくつかの栄養介入が有益であることが明らかになっています。
- Purina の研究により、特定の植物油に由来する中鎖トリグリセリド(MCT)が脳細胞の代替エネルギー源となり、老化する犬の認知機能をサポートする可能性があることが示されています。
- 適正な体型と除脂肪体重を維持するには良質なタンパク質を増やし、脂質とカロリー量を減らすことが有効です。
- 魚油に含まれるオメガ 3 脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)と自然由来のグルコサミンは、関節の健康と可動性のサポートに有効とされています。また、オメガ 3 脂肪酸は、炎症の抑制もサポートする可能性が示唆されています。。
- 抗酸化物質(ビタミン Cやビタミン Eなど)とプロバイオティクスは健康な免疫系をサポートし、プロバイオティクスとプレバイオティクスは健康な消化を促進します。
- 高齢犬が長く健康に過ごすには、理想的な体型を保ち、除脂肪体重を維持するように給餌することが重要です。


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脳のための栄養補給:Purina による栄養科学の実践
発達中の脳は、生涯にわたる脳の健康の基礎を築くため、独自の栄養を必要とします。脳の老化に関連する代謝の変化とリスク因子、加齢に伴う認知機能低下やその結果生じる行動変容に対し、栄養介入を実施することによって、より健康的な脳の加齢をサポートできます。日本語の翻訳版のない英語の記事へのリンクです。
日本語の翻訳版のない英語の記事へのリンクです。
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